
フォーミュラーレース向けに開発されたラディカルを、ロードカー向けにNEWデザインを施したのが、STILLENデザイン「ラディカル・シリーズ」です。ハイパワーモデルやクラブマンレースなどに必要なブレーキ性能は、アルミ鍛造モノコックボディの開発により、同等キャリパー比較で25%の軽量化、20%の剛性確保を実現し、ライバルに対して高いアドバンテージを約束してくれます。
また、高い能力を発揮する「6&4ピストン・キャリパーデザイン」は、広いパット面を採用することにより、優れたブレーキトルクを維持。また、付属の全てのディスクローターには、APレーシングの技術「ワイドディスクテクノロジー」の採用により、ディスク面とパット材の対フェード性が高いというのも大きな魅力です。
さらに、ディスクローターの「Jフックデザイン(特許取得済)」の採用により、耐久性の高いディスクパットが、しっかりローターを掴み圧倒的な制動力が得られます。そして、常にディスク面をクリーンに保持してくれる「スリット技術」など、最新トレンド技術を余すこと無く採用しています。

「クラシック・シリーズ」は、アルミ鋳造対向ピストンを持ち、ロードユースに柔軟に対応できるよう、ダストブーツを装着して耐久性の向上に努めています。また、センターハットには、ラディカルシリーズ同様にバネ下重量の低減、放熱性の高い2ピース構造。センターハットは、航空機グレードA6061-T6ビレッドアルミニウム材を3D-CADにて設計。クロスドリルドデザインは発熱時のガスの放出を手助けし、カーブベーンディスクローターによりヒートクラックの発生を抑えています。

※キャリパーカラー B:ブラック / R:レッド / G:グレー
※ローターデザイン J:フックデザイン / XDS:クロス・ドリルド・スリット / XD:クロス・ドリルド / S:スリット
※ローターデザイン J:フックデザイン / XDS:クロス・ドリルド・スリット / XD:クロス・ドリルド / S:スリット

元北米日産ワークスドライバーである「ステーブ・ミレン」率いる「STILLEN社(スティレン)」は、アメリカ合衆国(カルフォルニア州コスタメサ)に、10万平方フィートの施設を構え、主にNissan車を始めとする、パフォーマンス向上のためのSTILLENブランドのアフターマーケットパーツの製造、販売、インストール業務を行っています。
また、北米マーケットにおける全ての「APレーシングブレーキシステム」の、新しい設計及び開発に深く関与する技術提携パートナーです。全ての新規開発は社内で行い、R&D部門がNC旋盤を用いてミルスペックの最新技術をSTILLEN社屋にて製造加工を行い、ベルハット、キャリパーマウントを製造する事ができる、世界で唯一APレーシングが認定する施設です。全てのブレーキシステムは、ブレーキサイズ、パットの選定、その他ABS情報などからベストなマッチングを行った後にキット化されています。
取り扱いキットは、2013年11月にワールドプレミアが行われた、アルミ鍛造6&4ポットブレーキシステム「Radi-Cal(ラディカル)」および、CP7040等のアルミ鋳造6&4ポットブレーキシステム「Classic Series(クラシックシリーズ)」を含む、全てのアプリケーション、システムキットの取り扱いを行います。設定車種は常時増えていきますのでご期待ください。